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2018年8月30日 (木)

皮膚病雑記帳No.216


西洋薬にも証がある


 ツムラ社の医学雑誌、「漢方と診療」の最新号を読んでいたら、大分の織部和宏先生の連載コーナーのタイトルが「西洋薬にも証がある」となっており、興味を覚え読んでみました。

証と言えば、漢方の重要用語になりますが、西洋薬の降圧剤の中には顔がほてったり、鎮痛剤の中には体を冷やしてしまうものがあります。そのような薬剤特有の性質を西洋薬の証と捉えておられるのだと思います。

 副作用が出た場合に薬を止めてしまえば済むことですが、その薬がよく効いていて、どうしても止められない場合などには我慢して服用しているケースもあります。織部先生はそういった副作用を軽減したり、消失したりするのに漢方薬で対応されています。降圧剤で顔がほてる患者さんには黄連解毒湯を、鎮痛剤で体が冷えてしまった場合には真武湯を処方されているようです。文中に患者さんの副作用の訴えに耳を貸さず我慢しなさいと言う、西洋医学一辺倒の開業医が登場します。近頃は自分の治療が一番と思っている医者が多いのかもしれません。

漢方薬で西洋薬の副作用に柔軟に対応できればと思います。皮膚疾患に処方する西洋薬には眠気や胃腸障害を起こしてしまうものが多いようです。これも西洋薬の証でしょうか。このような副作用を軽減できる漢方薬を探してみようと思います。

2018.8.30記載

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