皮膚病雑記帳 No.105
●君臣佐使(くんしんさし)
漢方薬はいくつかの生薬から構成されていて、最少は2種類から、最多は20種類近くのものまであります。それらの生薬は働きによって4つに分類され、君薬、臣薬、佐薬、使薬と呼ばれています。
君薬は中心となる役割をするもので、主役となります。
臣薬は君薬の補助をし、その効果を増強します。
佐薬は臣薬と共に君薬を助ける作用と副作用を防止します。
使薬は佐薬の補助薬として働くと共に漢方薬中の諸薬を調和する働きをもちます。さらに引経薬として、諸薬を直接病巣局部に導く作用を果たしていることもあります
この君臣佐使の生薬を各漢方薬について知っていることにより、知識が深まり、また併用時の過剰投与などの危険性を減らすことができます。
上下の関係が厳しかった昔の武士社会なら君臣佐使の役割は非常に重要であったと思われますが、現代では君臣佐使という言葉は風化してしまっているようです。 漢方だけは君臣佐使の世界が残って欲しいものです。(高山宏生著 漢方常用解説を参考)
2009.5。31日記載


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