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2008年9月30日 (火)

皮膚病雑記帳NO.97

●温故知新

 来月10月17,18日に日本東洋医学会中四国支部総会および島根県部会が松江で開催されます。私は世話役で毎日準備に追われています。
 今回のテーマは『故きを温ねて新しきを知る東洋医学』です。東洋医学には長い歴史があり先人の業績が多く残されています。この業績を学んで治療するのが現代に生きる我々の仕事と思われます。また現代の人間は昔とは体質、生活習慣、食生活などかなり変化してきています。現代に合った東洋医学を提供するのも我々の仕事です。
 傷寒論という名著がありますが、大昔は病気と言えば感染症が主体で、現代の慢性病(糖尿病、高血圧、アレルギー疾患など)はほとんど無かったようです。傷寒論を読むことはもちろん漢方の基礎を学ぶ上で重要なのですが、それだけでは現代の慢性病に対して良い治療を提供できません。現代の名医たちの処方も学んでまた自ら考えて治療する必要があります。
 17日には山陰中央新報社論説委員長、松本英史氏による島根の歴史に関する『銀メダル、銅メダル』というテーマの市民公開講座があります。漢方医学には直接関係ありませんが歴史を学んで現代の生き方を考えたいと思いお願いしました。
 温故知新という言葉は歴史が浅く、また新しいものこそが重要な西洋医学では必要ないかもしれませんが、東洋医学の世界ではなくてはならないものです。

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